自分たちの手で『「働く」を豊かにする』とは?横断チームの魅力と参加のススメ
こんにちは!フィードフォース note 編集部の鎌田です。
オフィス環境の改善や社内イベントの開催など、プロダクトやサービスによる縦割りチームの間に落ちてしまう仕事ってありますよね。特に、少数精鋭の会社では、専任を置くのが難しいため、有志のメンバーが横断的に活動することが必要になる場面も少なくありません。
社員数約 50 名のフィードフォースには「横断チーム」という組織があります。縦割りでは拾いきれないボールを拾い、会社全体に貢献するのが、複数チームから成る「横断チーム」です。
今回は、フィードフォースの横断チームのひとつ「採用広報チーム」で活動する私が考える横断チームの魅力と、参加をすすめたい理由をご紹介します。
チームの枠を超え、『「働く」を豊かにする』ために活動する「横断チーム」
フィードフォースでは、現在 6 つの横断チームが定期的に活動しています。
オフィス改善チーム
イベントチーム
採用広報チーム
ミッション・バリューチーム
コーポレート IT
アジャイル推進室
オフィス環境の改善や社内イベントの企画・運営から、採用やミッションの浸透に資する活動まで、その役割は様々ですが、どれも「チームの間に落ちてしまうけど、会社にとって重要な仕事」を担っています。チームの枠を越えた有志のメンバーが協力して、会社全体をより良くするために活動するのが横断チームなのです。弊社で大切にしている、「自分たちの組織は自分たちで良くしていく姿勢 = DIY 精神」を体現する存在といえます。
横断チームへの参加は、個人に委ねられていますが、フィードフォースで働く一員として、何かしらの形で関わることが推奨されています。
私は、2023 年に新卒で入社し、データフィード管理ツール「dfplus.io」のマーケティングを担当しています。「採用広報チーム」には、昨年 12 月にジョインしました。
多様な視点から学び、幅を広げるきっかけに
自分の経験を通して、また横断チームで活躍するメンバーを見ていて、本業では関わりのないメンバーと働くことで、自分の仕事の進め方やアウトプットを見直し、個人としての幅を広げられることが、横断チームの大きな魅力だと感じています。
例えば、「dfplus.io」のマーケティングを担当している私の場合、必要なコミュニケーションは dfplus.io チーム内で完結することがほとんどです。
ところが、採用広報チームにジョインして初めて書いた記事では、
インタビュアー
インタビュイー
カメラマン
デザイナー
レビュー担当
と、複数チームにまたがる 10 名近くのメンバーに協力してもらう必要がありました。
1 年目の自分にとって、チームも年次も職種も異なる方々を巻き込んで仕事を進めるのは難易度が高く、苦戦することもありましたが、普段の業務では得られない学びがありました。
チーム横断の活動こそ、基本的なビジネススキルのアップに繋がる
こうした、所属チームを横断した活動では、コミュニケーションやプロジェクト進行力といった、基本的なビジネススキルが鍛えられます。
例えばコミュニケーション。日頃からやりとりが多い相手の場合は、既に前提や認識が合っていることが多いため、説明を省略するなど”省エネ”でコミュニケーションが成立しやすいですよね。効率の観点から、それが適切な場面もありますが、業務でのコミュニケーションがそういったメンバー相手に閉じていると、そのスキルが磨かれる機会は多くありません。
しかし、横断チームで活動する場合は、記事の企画から公開までの間、仕事の進め方や前提事項をお互いに知らない関係者とやりとりが発生します。そこでは、改めて受け取り手のコストを最小限に、かつ気持ちよく仕事を進めるためにはどのようなチャットがベストなのか、自分のコミュニケーションを見直す機会が増えます。また、「こういう場合はもっと早めに相談してほしい」「依頼する際はこれらの要素を合わせて共有すると良さそう」など、フィードバックを受けてブラッシュアップすることができます。
逆に、「この依頼文がわかりやすかった」「○○さんのリアクションの多さが良いよね」など、自分のコミュニケーションの良いところに気づくチャンスでもあります。
自チーム以外からもフィードバックを受けられる
採用広報チームとして note 記事を作成する際は、壁打ちを依頼したり、レビューしてもらったりと、自分のアウトプットについて他チームのメンバーからフィードバックを受ける機会が多くあります。
私が初めて担当した新卒インタビューの記事は、新卒採用のエントリーを検討している方や選考中の方に、フィードフォースに新卒入社し、活躍するイメージを持っていただくことにフォーカスして執筆しました。その過程では、採用に携わるチームからは「どんな学生にアプローチしたいか」や「フィードフォースの特にどのような部分を印象づけたいのか」といった視点でアドバイスをもらったり、他のプロダクトのメンバーの指摘に、無意識に自分の dfplus.io での仕事を前提として書いている部分に気づかされたりといった場面がありました。
私の場合、日頃から記事を執筆し、フィードバックをもらう機会は多いのですが、普段の業務が違うメンバーは、その目線や視野も大きく異なるので、記事のクオリティ向上に繋がるのはもちろん、単に「この記事をどうするか?」にとどまらず、自分の視点のストックを増やしたり、思考やライティングの癖を見つけることができるのも、横断チームだからこそ得られる成長のタネだと感じます。
強みを活かして貢献を実感できる
私は、「dfplus.io」のマーケターとして Web コンテンツ作成のスキルをつけていきたいと考えていたことと、元々 note や文章を書くことが好きだったのを理由に、採用広報チームへの参加を決めました。
当初は活動のイメージが掴めていませんでしたが、自分が担当した記事で反響を得られたり、他のメンバーが執筆した原稿のレビューを担当したりと、予想より早く、貢献を実感しています。これは、チャレンジの機会に恵まれたり、周囲にサポートしてもらっている部分も大きいですが、note や文章を読むのが好きなことや、日本語表現や言い回しに気を配りたいといった志向、ライティングスキルを活かせる領域だからこそだと感じています。
採用広報チーム以外でも、自己学習でふりかえりやアジャイル開発について知識を深めているメンバーが「アジャイル推進室」で活躍したり、場を盛り上げたりイベント企画が得意な人が「イベントチーム」で、オフィス環境の異変や改善点に細やかに気づける人が「オフィス改善チーム」で...というように、それぞれの興味や得意分野に合った横断チームで活躍している場面はよく見られます。
このように、自分の強みを活かせる領域で、チームやプロダクトを超えてバリューを発揮するチャンスがあるのも、横断チームの魅力のひとつと言えます。
新メンバーこそ”おいしい”?横断チーム参加のススメ
ここまでに挙げた魅力以外にも、横断チームに参加することは、自分の成長に繋がるメリットがたくさんあります。
キャリアプレゼンや等級審査でアピールできる
自分が働く会社の理解が深まる
本業のリフレッシュやセーフティネットになる
キャリアプレゼンや等級審査でアピールできる
フィードフォースでは、半期に一度、自分の業務をふりかえり、社内に公開する「キャリアプレゼン」(※1)や、等級審査(※2)という制度があります。ここでは、所属チームの仕事だけではなく、横断チームでの活動も、自身の成長・組織への貢献としてアピールすることができます。
※1:詳しくはこちら
半年間の成長と貢献を記録に残す。「キャリアプレゼン」始めました
※2:昇級するために自身の成長と事業への貢献をプレゼンする制度
自分が働く会社について理解が深まる
横断チームの活動は、会社全体に関わるものがほとんどです。採用広報チームの場合は、その名の通り会社の根幹ともいえる「採用」に貢献することがミッションなので、いろんな視点から自分たちが働く会社を見つめ直し、解像度を上げることが必要不可欠です。採用広報に限らず、「ミッション・バリューチーム」はその浸透の面から、「アジャイル推進室」は、チームビルディングやふりかえり習慣からというように、それぞれの活動領域から自分の働く会社について理解を深める機会を持つことができます。
特にジョインしたてのメンバーは、自分の業務に視野が閉じてしまったり、会社や事業全体の成長と連動している実感を得にくかったりするため、本業とは別の角度から会社を知る場を設けることは有効だと思います。
本業のリフレッシュやセーフティネットになる
仕事で上手くいかないタイミングや、壁にぶち当たる瞬間は、誰にでもあるもの。本業以外の所属チーム・担当タスクは、良いリフレッシュになったり、精神的に健やかさを保つためのセーフティーネットとして機能してくれたりといったメリットがあります。
「とりあえず参加」も大歓迎!
横断チームの魅力をお伝えしてきましたが、もちろん所属チーム(サービス)の仕事が最優先のため、参加する際はリソースを調整する必要があります。しかし、フィードフォースの横断チームでは、「サービス側のタスクが立て込んでいるのでしばらく活動を抜ける」「横断チームの活動が落ち着いたら卒業する」など、サービス側の事情に合わせた臨機応変な活動ができます。
特に新卒メンバーは、本業で手一杯と感じているかもしれませんが、横断チームを通じて接点のあるメンバーを増やし、活動の場を広げることは、より早く会社に慣れたり、仕事をしやすくする効果もあります。所属チームのメンターやマネージャーと話し合いながら、「業務上どうしてもできない状況でなければ、とりあえず関わってみる」くらいの気持ちで参加してみることをオススメします。
最後に
今回は、フィードフォースの横断チームについてご紹介しました。私は、採用広報チームでミッション「『働く』を豊かにする」ために活動することが、自分自身の働くを豊かにすることに繋がることを実感しています。いまフィードフォースで働く皆さんはもちろん、これから仲間入りしてくださる方も、ご参加お待ちしております!