自ら志願したななめの1on1が、広告運用者としての視座を高めてくれた
フィードフォースnote編集部がいま話を聞きたい人の話を聞くインタビュー企画!今回は、Feedmaticチームで広告運用コンサルタントを務める牧之瀬大輝さんに話を聞きました。
※牧野瀬さんはグループ会社のアナグラムで活躍中です!
前職でも広告運用をしていた牧之瀬さんが、職種はそのままに転職した結果どんな変化があったのかを聞いてみました!
広告運用者の方はもちろん、クライアントの課題解決に興味がある方はぜひお読みください!
作業で終わるのではなく、クライアントのためにできることを広げたかった
ー牧之瀬さんは、前職でも広告運用の仕事をしていたんですよね。同じ職種で転職しようと考えたのはなぜですか?
牧之瀬 前職では主にDSP広告の運用をしていました。元々マーケティングに興味があり、クライアントの売上向上に貢献したいという思いがあったので仕事は楽しく取り組めていました。
ただ、担当する案件数が50以上と多くなりすぎて、クライアントの売上向上のための施策を考える時間をとれないことにジレンマを感じていたんです。
ー担当案件50以上ですか!それは大変そうですね。
牧之瀬 それだけ担当案件が増えてくると、入札調整やレポーティング・入稿作業だけで1日が終わってしまいます。一定の運用ルールを作って、あとはある種機械的に入札調整する運用にならざるをえないんです。
そんな中でも、いかに効率的に運用するかを考えるのは楽しかったですし、仮説を立てるスピードは鍛えられたと思います。あと、Excel力もつきました笑。
でも、ある程度軌道に乗ってくるとただ「作業」をしているだけの感覚になってしまうことがありました。ぼくが介在する価値が「クライアントの代わりに作業するだけ」という「作業屋」にしかなっていないな、と。
ーなるほど。
牧之瀬 それで、元々持っていた「クライアントの売上向上に貢献したい」という思いをもっと突き詰めてやれる環境に身を置きたいと考え転職しようと決めたんです。
広告運用者としてのスキルを深めつつ、それまでできなかったクライアントワークを経験したい、という軸で転職活動をしました。
ーそうだったんですね!ちなみに、転職活動の際にフィードフォース以外に受けた会社はありますか?
牧之瀬 フィードフォース以外だと、アナグラムさんです。当時は同じフィードフォースグループになるなんて想像もしてませんでした笑(※)。
「広告運用のスキルを高められる」「クライアントワークができる」という軸で企業を探していたらアナグラムとフィードフォースが良さそう、としぼりこまれました。多くの広告代理店は分業制をとっていたのでその軸に合う企業を探すのはけっこう大変でしたね。
※2020年1月にアナグラムはフィードフォースにグループジョインしている
順調にクライアントワークを経験…しかしあるとき、「全然できてない」と気づいた
ーフィードフォースに入社して、やりたかったことはやれていますか?
牧之瀬 はい、入社前にやりたいと思っていた「広告運用のスキルを深める」「クライアントワークを経験してクライアントの売上向上に貢献する」の両方できていると思います。
担当案件数は5~6社になり、1社1社に時間をかけてプランニングできるようになりました。運用数値を見て効果を分析し、クライアントと直接やり取りもするようになり、まさにやりたかったことができています。
ーおぉ、それは良かったです。やりたいこともできて順風満帆ですね!
牧之瀬 それがそうでもなくて…。フィードフォースに転職して半年くらいして、「自分まだまだ全然できてないじゃん」と気づいたことがあったんです。
ーえ、そうなんですか!?一体何が…。
牧之瀬 いま思い出すと恥ずかしいのですが、自分で報告資料を作って考えた施策を提案する…それがイコール「クライアントの課題解決ができている」と勘ちがいしてしまっていたんです。
当時は「CPAをいくら以下に押さえてコンバージョンを何件以上に増やす」という、クライアントが提示する目の前の目標数値しか見えていませんでした。その数値が何を意味するのか、その目標がほんとうに適切なのかを考えもせずに、ただその数値のためだけに運用・提案をしてしまっていました。
前職に比べて確かにやることは広がったかもしれないけれど、「クライアントの課題解決」ができているとはまったく言えないなと気づいたんです。
ななめの1on1が、「運用者としてできることはもっと広い」と気づかせてくれた
ー「クライアントの課題解決ができてない」と気づくことができたのはどうしてですか?
牧之瀬 取締役の喜多さんとの1on1ミーティングを行うなかで、少しずつ気づくことができました。喜多さんはクライアントのビジネスモデル・サービス・競合・経営状況などを、驚くほど詳しく知ってるんです。ある商談に同席したときに、クライアントの事業課題をその場でズバズバと言い当てていて、「すごい…」と圧倒されました。
喜多さんのクライアント理解や提案に比べると、自分ができていると思っていたクライアントの課題解決はとても狭い範囲でしかできていないことに気づいたんです。
ー喜多さんと1on1をしていたんですね。喜多さんは直属の上司じゃないですよね?
牧之瀬 はい。直属のリーダー・マネージャーとも普段から1on1をしているのですが、それとは別にぼくから喜多さんに頼んで1on1をしてもらっています。
クライアントワークをしたくてフィードフォースに入社したので、社内でいちばんクライアントワークができる人に1on1をお願いしよう!と思ってお願いしてみたら快諾してくれました。
クライアントの社員になったつもりで考え、提案する
ーそんな気づきがあってから、仕事にはどんな変化がありましたか?
牧之瀬 まず、クライアントのことをものすごく調べるようになりました。知らないことには提案も何もできないので。
クライアントが持っている商品の強み・競合サービスとの比較・価格帯・顧客ターゲット・競合がどんな広告を出しているのか…などを徹底的に調べています。店舗展開しているクライアントであれば、実際にお店に足を運んでどんな商品があるか、どんなお客さんがきているかを観察したりもしました。できている人からすれば当たり前のことかもしれませんが、それまでは表面的なところしか調べていなかったんです。
ークライアントを知ることから始めたんですね。
牧之瀬 はい。そうやって徹底的に調べていると、「こうしたほうがいいのでは」という仮説や「ここは調べるだけじゃ分からない」という疑問が生まれてきます。そういった仮説や疑問をクライアントの担当者に直接聞くようにしています。
「御社のサービスの方向性についてこう考えてるんですが合ってますか?」と。そうやって素直に聞いてみると、意外と詳しく教えてくれるんです。
そうしてコミュニケーションをとっていくうちに、だんだん自信を持って提案できるようになってきました。
ーそこまで詳しくクライアントのことを知ることができれば、提案内容も変わってきそうですね!
牧之瀬 提案内容についてはまだまだのところがあると思いますが、少なくとも自分なりの意見を言うことはできるようになりました。
以前は、「クライアントの言うことは絶対で、自分なんかが意見してはいけない」と心のどこかで思っていました。でも今は、クライアントが提示する施策が違うと感じたら「そのやり方ではうまくいかないと思うので別のやり方をいっしょに考えましょう」と意見できるようになったんです。
ークライアントのことを徹底的に知ることが、自信を持った意見や提案につながっているんですね!
牧之瀬 はい。最近受け持ったあるクライアントとの打ち合わせでは、フィードフォースが提供できるサービス範囲外のことも含めた全体のマーケティング戦略についてクライアントと相談することができました。
ぼく自身がクライアントの社員になったつもりで、本気で調べて考えたからこそそういう話ができたのだと思います。
先が見えないことが楽しい!広くて深いマーケティングを極めていきたい
ー「クライアントの売上向上のために貢献したい」という思いがかなえられつつありますね!最後に、今後やりたいことや目指していることはありますか?
牧之瀬 目先の話でいうと、各広告媒体の理解が浅いので、知識をしっかりつけていきたいです。この媒体のことなら牧之瀬に聞け、と思われるくらいにはなりたいと思っています。
それ以外にも、マーケティング全般の知識・ビジネスモデルの知識・世の中の動向についてなど、自分に足りてない知識はたくさんあるなと感じています。「クライアントの売上向上に貢献する」ために何でもできるようになりたいと考えてるので、今の仕事内容にこだわらずに新しいことにもどんどん挑戦していきたいです。
ーマーケティング全般を何でも…となると、広く深い世界だと思うので大変じゃないですか?
牧之瀬 大変だとは思いますが、逆にそれがわくわくしています。昔から、先が見えない中でもがきながら進んでいくのが好きで楽しいと感じるんです。新しいこと・知らないことを知るのが純粋に楽しい。
じつはまだ詳細は言えないのですが、ちょうどいま、会社としてもまったく新しい取り組みに立候補していて、近々あるチャレンジをする予定です。
ーおお、それは楽しみですね!チャレンジの結果をまたお聞かせください。今日はお話ありがとうございました!
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