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データフィードにもユーザーファーストの目線を!いまさら聞けないデータフィード広告きほんのき。

突然ですが、みなさんは ”データフィード” って、ご存知ですか?
インターネット広告に携わる人にとってはここ数年で耳にすることが多くなった「データフィード」ですが、「いまいちよくわからない」と思われている方も多いのではないでしょうか?

実はわたし自身も、フィードフォースに入社する以前は広告代理店に勤務していたにもかかわらず、データフィードに対しては「実物を見たことがないし、分かるような分からないような…」と思っていました。

そんなわたしのように ”データフィード”ってそもそもどういうものだっけ?と感じている方に向けて、「データフィードとは何か?」を解説してみたいと思います。
この記事が”データフィード”をスッキリ理解するきっかけになれば嬉しいです。

ダイナミック広告に必要不可欠なデータフィード

まずはじめに、インターネット広告やマーケティング施策におけるデータフィードとは、企業が保有している「商品のデータ」を、広告媒体が指定する形式に加工・変換して媒体側へデータを送信する仕組みのことを指します。

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企業が保有している「商品のデータ」とは、ECサイトであれば販売する「商品の情報」であり、不動産サイトであれば「物件の情報」、人材サイトであれば「求人の情報」などのように、それぞれのサービスが取り扱う商品を「1商品、1レコード(1行)形式でデータ化した一覧リスト」のようなものです。

広告媒体によってデータの形式が異なるので、ダイナミック広告を出稿するためには、形式に合わせたデータフィード作成が必要となります。

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商品データのイメージ

3分でわかる!データフィードの役割

さて、そんなデータフィードの重要な役割が、大きく2つあります。

データフィードの役割1つめが、「正しく広告を表示させるための素材」です。

ダイナミック広告などデータフィードを使用する広告は、画像や商品名などの情報をデータフィードから呼び出し、広告を生成しています。
そのため、正しくデータフィードが作成されていないと、誤った情報が広告に表示されてしまうのです。もしくは、そもそも媒体の審査に通らず、配信が出来ないことも。正しく広告が表示されなければ、当然広告成果は出ませんので非常に重要な役割です。

次にデータフィード役割の2つめが、「適切に機械学習させるための素材」です。

データフィードを使用する広告の多くに、機械学習の技術が用いられています。
GoogleやFacebookなどの媒体は、これまで配信した広告をもとに「いつ誰にどのような広告を表示させるのが効果的か?」を学習して最適化してくれているのです。広告運用者にとっては、GoogleやFacebookにいかに適切に学習させるか、が重要になっています。

この「いつ誰にどのような広告を表示させるのか?」を判断する材料として、データフィード内の情報も使われているのです。

広告効果を上げるためには、機械学習を促す多くの正しいデータが必要です。もし、正しくデータフィードが作成されていないと機械学習が一向に進まず、どんなに一生懸命に運用していても広告効果が上がらない(泣)なんてことにもなりかねません。

広告の配信技術は驚くほど急速に進化しています。その配信技術を最大限活かす為にも、データフィードが担う役割を理解し、正しくデータフィードを作成することが求められています。

データフィード作成もユーザーファーストの目線で!

最後に、データフィードに対して知識の浅かったわたしが日々データフィードと向き合いながら広告運用をしていく中で、気付いた大切なことをお伝えします。

それは、データフィード作成も常に「ユーザーファーストの目線で!」ということです。

データフィードを運用していると、ついつい「データフィードは広告媒体が定めたルールどおりにデータを当てはめるモノ」と考えがちです。
しかし本当は、データフィードもユーザー視点で「バナーに表示させる最適な情報って何だろう?」とか、「機械学習を促進させるために必要な情報は何だろう?」と考え、ベストな状態を目指して試行錯誤を繰り返していくことが重要です。

というのも、知らない人も多いのですが、実はデータフィードも決められたルールを守っていれば、オリジナリティを出すことが可能なのです。

例えば、商品名を表示するにしても、「商品名」のみを表示させることもできれば、「ブランド名」や「商品の色」「サイズ」を記載させてみるなど、いくつもの表現方法があります。
その中から、どれが一番ユーザーの興味を惹くか?どれが一番商品の魅力を伝えられるか?を考えた上で、データフィードに反映させていきます。

データフィードの最適化とは、ただ決められたルールに沿ってデータフィードを作成していくことではなく、顧客理解・商品理解・ユーザー視点を持ち、広告効果の最大化を目指してデータフィードを改善していくことなのです。

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データフィードを活用した広告の表示方法の違い

いかがでしたか?実物を目にする機会も少ない分「いまいちよくわからない」と思われがちなデータフィードですが、その役割を知ると「データフィードの重要な価値」に気付いていただけたのではないでしょうか?

もし、少しでも「データフィードって面白そうだな!」「もっと知りたいな!」と感じていただいた方がいらっしゃれば、Twitterでもデータフィードやダイナミック広告に関する最新情報を発信しております。ぜひこちらもご参考にしていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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