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出戻り歓迎?!20年間、社員の退職を快く送り出してきた理由

フィードフォースのnote

会社経営をしていると必ず向き合わなければいけないものに「社員の退職」があります。ですが、会社として社員の退職にどういうスタンスでいるか?はなかなか表に出てきませんよね。
そこでこの記事では、フィードフォースグループの代表 塚田が社員の退職をどう捉えているのか、その人材観について話を聞きました。

社員の退職はいつだってショックを受ける

――今日は、「退職」がテーマです。さっそくですが、塚田さんは社員が退職すると聞いたときどう感じますか?

塚田 ひとことでいうとショックです。退職の話題は聞くたびにすごくショックを受けていますね。

ここまでいっしょにがんばってきたのに辞めてしまうのか、というさみしい気持ちと、辞める決断をする前に悩みに気づけていたら。何か手を打てていたら、という後悔の気持ちが混ざった感情になります。

ただ最近は、そのショックも和らいできたというか、そこまで深刻にとらえなくても済むようになってきました。

退職は一時的に別の道を進むだけ。また戻ってくれることもある

――なぜ、退職のショックが和らいできたのですか?

塚田 最近、出戻りする社員がちらほらと出てきたからです。いちどフィードフォースを辞めて、しばらしくしてまた戻ってきてくれる。これはとてもうれしいことです。

人の人生ですから、いろいろなことがあります。その人の人生がフィードフォースと重なって入社することもあれば、何かのきっかけで離れることも当然あるでしょう。でも、いちど離れて別々の道を進んだとしても、その後また同じ道を歩くこともある。そう考えると、気が楽になったんです。

そうはいっても、やっぱり退職の知らせを聞くといまだにドキっとしてしまいますけどね。でも前よりはだいぶマシになりました。

会社として出戻りは大歓迎

――フィードフォースは出戻りOKなんですね。

塚田 もちろんOKで、会社として出戻りを歓迎しています。出戻りを受け入れるチームにとっても、一度辞めた社員が戻ってきてくれるのはうれしいことだと思います。
もちろん、そのときの会社やチームの状況にもよるので、出戻り社員を100%受け入れられるわけではありませんが、スタンスとしては大歓迎です。

先ほど話したとおり、退職は一時的にちがう道を進むだけです。フィードフォースを退職して別の道を進んで、いろいろな経験を積んでまたフィードフォースに戻ってきてくれる。これは会社にとっても本人にとっても、すごく良いことだと思います。

だからというわけではありませんが、社員が退職するときはいつも快く送り出してきました。

――世の中では、退職を告げると冷たくされる、なんて話も聞いたことがあります。

塚田 ありえないですね。そんなことをしても誰も得をしません。
出戻り社員がまたフィードフォースを選んでくれた要因のひとつは、退職のときに快く送り出してきたからだと思います。

当たり前ですが、退職するとき嫌なきもちにさせられた会社に戻りたいと思う人はいませんよね。辞める社員を快く送り出すことはそういう意味でも重要です。
いまはそういう、「いいひと」のほうが得をする時代になっていると思います。

仕事がプロジェクト化していくいま、プロジェクトに選ばれる「いいひと」のほうが得をする

――「いいひと」のほうが得をする……ピンとこないのですが、どういうことでしょうか?

塚田 以前に比べて仕事の進め方がプロジェクト化しているいま、プロジェクトメンバーに選ばれるためには「いいひと」である必要があるからです。
まだピンとこないですよね。順を追って説明します。

環境変化がさほどなかったころは、仕事をするメンバーはほぼ固定でした。同じ会社の、同じ部署の人といつも仕事をする。メンバーは選べずいつも同じです。

一方でいまは環境変化が激しく、なおかつ雇用形態も多様化しています。
例えば新規事業を立ち上げるとき、さまざまな部署・会社・雇用形態のなかからメンバーを選んでプロジェクトを組めるわけです。そして、事業がひと段落したらそのプロジェクトは解散して、また別のプロジェクトにちがうメンバーと取り組む。そんな働き方がふつうになってきています。

社内外に限らず、誰だって「いいひと」と一緒に働きたい

塚田 そうなると、「いいひと」であることは重要です。いくらスキルや経験がすごくても、人を嫌な気分にさせる、雰囲気をこわす人はプロジェクトに入れたくありませんから。

これは社内に限った話ではなくて、取引先・業務委託先など、すべてにおいて同じことが言えます。
昔は、発注側のほうが立場が上で、受注側が下なんて価値観もあったかもしれません。でもいまでは、「発注者に横柄な態度をとられたら受注側が断る」ことが当たり前の価値観として受け入れられていますよね。お金を払うからといって横柄な態度をとっていたら、誰も取引してくれなくなります。

僕が昔から「業者」という言葉を使わないようにしているのも、発注者と受注者に上下のニュアンスを出したくないからです。
このように、仕事がプロジェクト化し、働くひとの価値観も変化しているいま、誰に対してでも「いいひと」であることが結果的に得をする。そう考えています。

――なるほど。では、塚田さんが退職社員を快く送り出したり取引先にていねいに対応するのは、「いいひとのほうが得をする」という考えがあったからなんですか?

塚田 いえ。「いいひとのほうが得をする」はあとから考えればこういうことか、と気づいたものです。
僕自身の、社員や取引先への態度は創業当時から変えていないつもりです。ただ今思えば、さいしょに創業したルートコミュニケーションズの働き方が、まさにプロジェクト型だったことから身についた考え方なのかもしれません。

プロジェクトで選ばれる「いいひと」になってほしい

――最後に、フィードフォースグループの社員にはどうなってほしいですか?

塚田 プロジェクトを組むときに選ばれる人材になってほしいですね。
先ほども触れましたが、プロジェクトメンバーを選ぶ際はスキルだけではく、いっしょに働きたいと思えるか。つまりは「いいひと」かどうか、も重要なポイントです。

これまで話してきたことを逆の視点でみると、「退職するときにしっかり引継ぎする」「取引先にていねいで誠実な対応をする」などは大事ですよね。これらを損ねるといっしょに働きたいと思われないので。

さいわいにも、フィードフォースの社員は社外から「いいひとが多いですね」とよく言われていて、とても喜ばしいことだと思っています。
ふだんの仕事を通してスキルを身につけ、なおかつ「いいひと」であれば、プロジェクトメンバーに選ばれる、どこでも通用する人材になれると思います。

――お話から、塚田さんの人材観がよくわかりました。お話ありがとうございました。

編集後記

退職社員の出戻り歓迎の話題から、「いいひとのほうが得をする」と思わぬ方向に話が進みました。
これまで、「いいひとは損をするのでは?」というイメージをなんとなくもっていたのですが、むしろ得をするという話を聞いて、勇気をもらえた気がします。

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