変化を成長の糧に。公務員からのキャリアチェンジを経て活躍するエンジニアに話を聞きました
「変化は成長の機会。変化があるからこそ学ぶことができます」
そう語るのは、2024 年 2 月に入社したエンジニアの東さん。フィードフォースに入社して以来、日々変化する環境で挑戦を続けています。今回は、そんな東さんにキャリアの歩みやフィードフォースで働く中で感じていることを伺いました。
「もっと自分の手で価値を提供したい」と公務員からエンジニアへキャリアチェンジ
ーフィードフォース入社前は、公務員としても働かれていたと聞きました。これまでどんな仕事をしてきたのでしょうか。
東 わたしは、県庁職員として 8 年、人材・不動産のメディア事業会社で 1 年半の勤務経験があります。公務員時代はいわゆる総合職として温暖化対策事業や税務システム運用に携わりました。理系出身のため、システム寄りの業務を任されることが多かったです。税務課時代には、それまで目視チェックで行われていた帳票チェックをデータベースを使って自動化できるようにしたこともありました。
ーそれは、皆さんに喜ばれましたよね。
東 そうですね。人の役に立てたことがとても嬉しかったです。もっと幅を広げて自分の手でプロダクトを作って価値を提供できる仕事をやっていきたいと思うようになりました。公務員として働きながら、システムや Web 制作について勉強を重ねて、2 社目から Web エンジニアとして住宅ポータルサイトや転職サイトの開発に携わりました。そこでエンジニアとしての基本的なスキルを身に付けられたと思います。エンジニアとしてプロダクトの意思決定にもっと参加したい、エンジニアの介在価値を高めたい、直接ユーザーに価値を提供できるプロダクトに携れるような環境に身を置きたいと思い、フィードフォースに転職しました。
ビジネスメンバーの気持ちが分かるエンジニアとして架け橋となり支える役割を
ー現在所属している EC Booster チームではどのような仕事をしているのでしょうか。
東 サービス全体のエンジニアリングに幅広く関わっています。Web アプリ開発やプロジェクト管理、業務効率化などの仕事をしています。
EC Booster チームは、現在 7 名の少数精鋭チームです。マーケティング、開発、広告成果改善、カスタマーサクセスとそれぞれの領域でバリューを発揮するメンバーと一緒に働いています。自分もがんばらなくては、といい刺激をもらっています。
ー実際に働いてみて感じたチームの特徴は何かありますか。
東 情報共有がオープンなところです。例えば Slack でのコミュニケーションでは、少数チームなので職種ごとにチャンネルを分けていません。意思決定や相談のプロセス含め、いま何が起こっていて何に困っているか、全部分かる。ふつうは開発とビジネスが分かれることが多いとおもうのですが、あえて一緒のチャンネルなのはとてもいいことだと思いました。領域でコミュニケーションが分断されていないので、ビジネスチームの「困った」という声を自分ごととして捉えやすいです。
ー最近だと「日々多くの情報が飛び交っていて必要な情報が埋もれがち」という若手メンバーの悩みを仕組みで解決されていましたよね!
東 あるミーティングでの若手ビジネスメンバーの「聞かないとわからない情報が多い」という発言がきっかけでした。過去のやり取りや重要な資料が Slack 上で流れてしまうということが課題となっていたのです。そこで、複数のツールを組み合わせ、知りたい情報に自動でアクセスできる仕組みを作りました。
さらに詳しい内容は、フィードフォース開発者ブログ「Google NotebookLM を活用した新しい情報共有の仕組み」で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
ーチームの “困った” に気が付いて行動に移す東さん、素晴らしいです!
東 これまでのキャリアから、ビジネスと開発どちらの気持ちにも寄り添えるのがわたしの価値だと思っています。ビジネスメンバーが分からないことはわたしも分からなかったりしますし、そこは声を聞いて一緒にキャッチアップしながら解決の道を探します。架け橋というと恐れ多いですが、エンジニア畑以外の経験を活かして現在の事業に貢献したいと思っています。
覚悟していたよりも変化は激しかった。だからこそ学べることがある
ー入社されてからチームの状況も変化があったと思いますが、戸惑うことはありませんでしたか。
東 そもそもフィードフォースに入社するにあたって、変化のスピードが激しい業界に入るという強い覚悟をもってきました。それでも入社後半年くらいは、その覚悟を上回るくらい状況がめまぐるしく変わりました。
ある機能のベータ版を作るプロジェクトやサイトをリニューアルするプロジェクトなど幾つかのプロジェクトが同時進行していたことがありました。どのプロジェクトも重みのある内容でなんだか終わりがないように見えて焦りを感じることもありました。
ーそれはたいへんな出来事でしたね。
東 はい。でも一方でポジティブに受け止めていた部分もあって。このチームメンバーなら乗り越えられるはずとむしろワクワクしていました。昼休みや雑談時などに、チームの置かれた状況だったり、他のメンバーがそれをどう感じているか、とにかく話しました。そんな対話をきっかけに、改めてチームの方向性を再確認する場をセッティングしたんです。限られたリソースをどこに投下するのか、選択と集中をして優先されるプロジェクトの整理をみんなで進めていきました。もちろん、ミーティングだけでは事が進まないのでエンジニアとして手を動かすことにも力を注ぎました。
ー混沌とした状況を楽しむ姿勢がとても頼もしいです!
東 プレッシャーもありますが、変化があるからこそ学ぼうと思えるので、変化は成長のいい機会だと前向きに捉えています。自分から行動を起こして成果につながる経験を積んでいきたいです。
ーこれから、東さんが力を注いでいきたいことはなんでしょう。
東 エンジニアとしてプロダクト開発スキルを身に着けることはもちろん、プロジェクト管理についても学んでいきたいと思っています。限られたリソースでプロジェクトを後手に回さず成功させるためには必要なスキルだと感じているんです。エンジニアという立場にこだわらず、視座を上げて事業全体を俯瞰して見られるようになれたらと思います。
ーここまでお話ありがとうございました。最後に、これからフィードフォースに入社する方へメッセージをお願いします。
東 フィードフォースでいざ仕事をしてみると、変化の激しさに戸惑うこともあるかもしれません。ですがその変化こそ自分の成長を実感できるチャンスだと思っています。
フィードフォースには、経験豊富なメンバーと一緒に新しいことにどんどん挑戦できる環境があります。最初はできなかったことも、周りのサポートを受けながら「自分にもできるかも!」と感じられる瞬間があり、次第に「このチームならやれそう!」という自信が生まれてくるはずです。いろいろな経験を通して、自分の得意分野や好きなことを見つけ、それをどんどん磨いていってください。変化を前向きに受け止めて、一緒に成長していきましょう!