フィードフォース社員に聞いてみた!「あなたの仕事、ひとことでおしえてください!」
こんにちは、note編集部です!
突然ですが、フィードフォースで働く人がどんな仕事をしているのか、ちょっと分かりづらいと思いませんか?実際、面談では「普段どんな仕事をしているのか、もっと具体的に知りたい」という声をよく耳にします。
フィードフォースは50人規模の組織ですが、複数の事業を展開しており、働く人の数だけ仕事の形があります。そこで今回は、5人のビジネスメンバーに「あなたの仕事、ひとことでおしえてください!」と聞いてみました。それぞれの言葉に込められた想いを紐解きながら、フィードフォースの仕事の一端をご紹介します。
どこから読んでも楽しめるので、目次やプロフィールでピンとくるメンバーだけ読んでいただくのも大歓迎です!
「お客さまに自信をもって
dfplus.io を使ってもらうこと」
~カスタマーサクセスしんじゅさんの場合~
目先のニーズの解決はもちろん、その先にある価値も届けたい
ーしんじゅさんの仕事を、ひとことで教えてください!
しんじゅ 「お客さまに自信をもって dfplus.io を使ってもらうこと」です。
具体的には、dfplus.io というサービスの新規導入の提案をメインに、導入後の活用サポートも担当しています。新規導入は一般的にセールスと言われる領域ですが、dfplus.io ではカスタマーサクセスの業務と位置付けています。
ー「お客さまに自信をもって dfplus.io を使ってもらうこと」と考えた背景はなんでしょうか。
しんじゅ 「自信をもって使ってもらう」というのは、基本操作や設定などに不安なく使えるのはもちろんのこと、ツールを使うことで、お客さまが施策の効果を最大化するためにやりたいことを思い描き、「実現できる」と自信をもって思えるという意味なんです。
dfplus.io というサービスは広告配信に必要なデータ整備を簡単に行えるツールなので、利用検討は「データ整備を効率化したい」「まずは広告を配信したい」というニーズから始まることが多いです。
導入いただくことでそのニーズには確実にお応えできるのですが、dfplus.ioの価値はそれだけではないんですね。むしろ、配信した広告成果の最大化、つまり商品の魅力を最も効果的に届けられることに dfplus.io の価値があります。
料金をいただく以上、その分の価値を十分に感じて使い続けていただきたいんです。そのために、目先のニーズ解決はもちろん、「dfplus.io ならこんなこともできる」とお客さまに自信をもって使っていただけるようにサポートする。このような意図を込めて、「自信をもって使ってもらう」と表現しました。
お客さまのために、デメリットも誠実に伝える
ーそのために、どのようなことを大切にされていますか。
しんじゅ 新規導入の担当になって一番大事にしているのは、お客さまの立場になって考えることですね。
たとえば同じ月額 3 万円でも、お客さまによってその金額がご予算に占める割合も異なりますし、それによってサービスへの期待も変わってくると思うんです。お客さまの IR 資料や SNS での発信などをくまなく見ながら、お客さまにとってその 3 万円にどんな期待があるのか?を考えて商談に臨んでいます。
そのうえで、お客さまが社内で自信をもって dfplus.io を使う理由を話すことができ、迷いなく導入を決断いただけるよう、デメリットも誠実に伝えますし、必要に応じて他社サービスをおすすめすることもあります。
ーえっ、他社サービスもですか?
しんじゅ はい。他社さまのツールとも比べたうえでデメリットになり得る点も知り、「それでも使う価値がある」と思っていただけることが、「自信をもって dfplus.io を使ってもらう」ことにつながると思うからです。
もし、お客さまのやりたいことが dfplus.io よりも安く、他サービスで実現できるなら、そちらのほうがお客さまにとってもいいですよね。ツール導入の必要性を社内に説明する必要もあると思いますし、そのご担当者さまご自身が「使う価値がある」と自信をもって話していただきたいんです。
ーお客さまにとっての最善を真剣に考えるからこそなのですね。
「実店舗とオンラインストアの
距離をなくすこと」
~セールス兼カスタマーサクセスさとなおさんの場合~
分業しないからこそ、フェーズを超えてお客さまの課題解決に関われる
ーさとなおさんの仕事を、ひとことで教えてください!
さとなお 「実店舗とオンラインストアの距離をなくす」ことです。
具体的には、商談、導入サポート、導入後のお問い合わせ対応などを担当しています。Omni Hub チームでは、セールスとカスタマーサクセスの役割が一体となっていて、サービスの販売から活用支援まで一貫して行っています。
ー「実店舗とオンラインの距離をなくす」と考えた背景はなんでしょうか。
さとなお まず、Omni Hub は、小売事業者の店舗と EC の会員情報をつなぎ、よりお客さまに合った施策を実現するサービスです。多くの小売事業者では、店舗と EC でシステムが分かれており、会員情報や顧客管理もバラバラになっています。Omni Hub を導入することで、店舗と EC をまたいで同じ顧客として認識でき、例えば店舗で貯めたポイントがオンラインでも使えるなど、EC と店舗での体験を一体化できるんです。
Omni Hub の導入から活用までを担うことは、結果として「実店舗とオンラインストアの距離をなくす」ことになるのではないかと思い、このように表現しました。
セールスとカスタマーサクセスを分業していないからこそ、自分の仕事を「サービスを売ること」ではなく「サービスの良さを知ってもらい、利用することでお客さまの課題を解決する」と捉えやすくなったと思います。
お客さまにも部門を超えて協力いただく
ー商談や導入サポートを通じて、どのように実店舗とオンラインの距離をなくすのですか?
さとなお 多くのお客さまでは、店舗と EC 部門が分かれており、予算や目標、チームも別々です。でも、会員情報をつなぐには部門の垣根を超えた協力が必要なので、協力を後押しできるように配慮して対応しています。
たとえば、商談に EC 部門の方しかいない場合でも、店舗スタッフの方が Omni Hub の操作に慣れていただく期間を含めたスケジュールを提案したり、店舗向けの資料を作成して本部や EC 部門を通じて提供したりしています。
その結果、店舗からの会員登録が進んだり、店舗発案の施策を EC 部門で実施したりと、両部門が協力されていることがわかると、間接的にですが店舗とオンラインストアの距離が近づいたと感じられるんです。
ーさとなおさんの対応を通じて、お客さまの組織内でも距離が縮まっているのですね。
「EC 事業者さまと一緒に
『お買い物が楽しい世界』をつくる」
~プロダクトマネージャーみっちーさんの場合~
自分なりに考えた、サービスを通じて届けたい価値
ーみっちーさんの仕事を、ひとことで教えてください!
みっちー 「EC 事業者さまと一緒に『お買い物が楽しい世界』をつくる」ことです。
具体的には、お客さまの声を聞いて機能開発を考えたり、商談や利用サポートに入ったりしています。プロダクトマネージャーとしてはまだ日が浅く、代表のサポートを受けながら試行錯誤中です。
ー「EC 事業者さまと一緒に『お買い物が楽しい世界』をつくる」と考えた背景はなんでしょうか。
みっちー わたしが担当している『どこポイ』『らんキィ』は、ポイント付与や会員ランク制度を通じて、EC 事業者と購入者の関係を強化し、購入者さまが「もう一度買いたい」と思える体験をつくるサービスです。マーケティングでは「ロイヤリティプログラム」と呼ばれています。
マーケティング支援サービスなので、最終的には購入につなげる必要がありますが、「買っていただく」よりも「お買い物が楽しいと思える状態をつくる」ことが大切だと考えました。そうすることで、自発的な購入につながり、EC 事業者の売上も増えると思ったんです。
今やっていることが、なににつながっているのかを大事にしたい
ーそう考えるようになったきっかけはなんですか?
みっちー わりと最近なのですが、社内の先輩から「みっちーの仕事って、なにをすること?」と問われたことがあり、しっくりくる答えがすぐに見つからず、「今の仕事の捉え方じゃダメだな」と思ったんです。
というのも、プロダクトマネージャーになってから、売上や組織体制など目先のことばかりに集中していて、プロダクトを誰に届けて、どんな世界をつくりたいのかを考えられていませんでした。
じつは、プロダクトマネージャーはもともとリワイアの代表が担っていた仕事だったんです。その大役を引き継ぐからには、「うまくやらなくては」という焦りがあり、気づけば「ただ働いている」状態になっていました。
でも、わたしはフィードフォースの「『働く』を豊かにする。」(※)というミッションに惹かれて入社したはずで、「今やっていることが何につながるのか」を大切にしたいと思っていました。
先輩との会話でそれを思い出し、あらためて自分の仕事の意味を考えた結果、「お客さまと一緒に『お買い物が楽しい世界』をつくる」という表現にたどり着いたんです。
ー「今やっていることが何につながるか」はとても大切な視点ですよね。「お買い物が楽しい世界」の実現にむけて、がんばってください!
※現在「『働く』を豊かにする。」はフィードフォースグループ全体のミッションになっており、フィードフォース社のミッションは「ビジネスにとどける、テクノロジーと鼻歌を。」です。
「必要とあらば、
組織の変化にあわせてなんでもやる人」
~バックオフィスねこやなぎさんの場合~
組織の変化にあわせてやれることを増やしていくと、想定していなかった景色が見れる
ーねこやなぎさんの仕事を、ひとことで教えてください!
ねこやなぎ 「必要とあらば、組織の変化にあわせてなんでもやる人」です。
具体的には、採用、オンボーディング、サーベイ運用など組織づくりに関わるタスク、労務、チーム運営、オフィスの環境整備などを担当しています。
ー「なんでもやる人」 とのことですが、バックオフィスは「人事・労務」「総務」「法務」「経理」などで職種も分かれていることも多いですよね。そのなかで、「組織の変化に合わせてなんでもやる」と考えた背景はなんでしょうか。
ねこやなぎ わたしも、もともとはどれも別々の仕事だと捉えていました。
でも、あることをきっかけに、自分自身が「やりたい」と思っていたことに固執するよりも、会社が要請する方向にやれることを増やしていくことのほうが、自分が想定していなかった景色を見ることができると感じたんです。
ーどんなことがあったのでしょうか。
ねこやなぎ きっかけは、社内の体制変更で労務をやり始めたことです。
やってみる前は、労務はオペレーショナルなものというイメージがあって敬遠していたのですが、社内で労務を教えてくれた方の仕事を近くでみているうちに、「社員が豊かに働くことに繋がるもの」なんじゃないかと気づきました。
たとえば、出産手当金の申請を社員が早く受け取れるよう工夫したり、社員にとっていい形を考えて対応を工夫できるんですね。
この経験で、人事に限らず、労務、法務、経理なども、結局は現場で働く人たちが困らないためだったり、現場の仕事をスムーズに進めるためにあるんだと思いました。これに気づけたのは労務を担当したからですし、自分のやりたいことにこだわらず、求められることをなんでもできるほうががいいと思うようになりました。
広く学んでおいて、必要なときに「考えておきました」といえるように
ーでも、「なんでもやる」って大変じゃないですか?
ねこやなぎ う~ん。フィードフォースでは、採用や組織づくりも現場と連携してやっていくことが社内の前提になっているので、そうではない組織に比べれば大変ではないんだと思います。
私はセールスからキャリアチェンジしたので、「これを知っていればもっとうまくできたのに」と思うことが多かったんですね。それが嫌で学び始めたのですが、知らなかったことを知るのは純粋におもしろいですし、外部のコミュニティにも参加するようになって、「学びは遊び」と思えるほど楽しくなりました。
だから、幅広く学んで、必要なときに「それ、考えておきました」と対応できる状態を目指しています。
ー「遊び」と思えるほど楽しいなんてカッコいいですね!フィードフォースのような変化の激しい小規模組織では、職種を問わず幅広い知識と柔軟な対応力が重要になりそうです。
「プロダクトの進む道を作りながら、
プロダクトや会社の最後尾を守り、
仕事のやりがいを作り続ける」
~プロダクトマネージャー井形さんの場合~
最前線で道を切り拓きながら、最後尾も見守る
ー井形さんの仕事を、ひとことでおしえてください!
井形 「プロダクトの進む道を作りながら、プロダクトや会社の最後尾を守り、仕事のやりがいを作り続ける」ことです。
立場としては事業責任者ですが、フィードフォースでは事業責任者はピープルマネージャーも兼ねています。最近、執行役員も拝命しました。もともと会社全体の情報システム部門的な業務にも携わっており、今後はさらに「会社づくり」に携わっていくことになります。
ー「プロダクトの進む道を作りながら、プロダクトや会社の最後尾を守り、仕事のやりがいを作り続ける」と考えた背景はなんでしょうか。
井形 まず、事業責任者としてプロダクトの最前線に立ち、世の中にどのような価値をつくるか、誰の・何の役に立つべきなのか、そういったビジョンを常に考えています。また、ビジョンの実現に必要なチームや取り組みを整備することも「プロダクトの進む道をつくる」ことだと考えています。
一方で、みんなで一生懸命進んでいても、こぼれ落ちていくものもあると思うんですね。こぼれ落ちたまま放置されてシステムや組織が崩壊しないよう、落ち穂拾いのようなこともやる。これが「プロダクトや会社の最後尾を守る」というニュアンスです。
そのようなセーフティーネットを張って、チャレンジと安心感のバランスを取りながら、一緒に働く人がやりがいを感じられるようにしたいと思っています。
今度は自分たちが「フィードフォース」を体現していく
ー事業にとどまらず、会社全体をよくしていきたいという井形さんの気持ちが伝わってきます。
井形 僕は新卒でフィードフォースに入って 9 年目になります。数年前、自分で事業を立ち上げる機会をもらい、世の中に新しいサービスを世に出すことができました。
右も左も分からなかった人間が、先輩方から多くのサポートを受けながら新規事業にチャレンジでき、「フィードフォース」という会社の信頼のおかげで事業運営ができています。
だから今度は、自分がそういったサポートをしていくべきですし、卒業していった先輩方から引き継いだフィードフォースを、これからどのように体現し、強くしていくかを考えています。
ーフィードフォースをどのように体現していくか。とても大きなテーマで、ワクワクしますね!
結びに
5人のお話を通じて見えてきたのは、与えられた役割を自分なりに捉え、その中で仕事の意味を見出している姿でした。フィードフォースの仕事の一端を感じ取っていただき、少しでも仕事のイメージがつかめたなら嬉しいです。ここまでお読みいただきありがとうございました!