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新卒1年目が社長にインタビューしてみた

初めまして。2020年新卒としてフィードフォースに入社した八百です。
フィードフォースでは、新卒社員が既存社員にインタビューを行って note で公開するという研修プログラムがあります。せっかくの機会なので社長の話を聞いてみたいと考え、代表取締役社長の塚田さんにお願いしました。1対1で話すのは緊張しましたが、塚田さんのことを知る良い機会になったと思います。

それでは、インタビューの様子をお楽しみください。
※画像はイメージです※

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【インタビュイー経歴】
塚田 耕司(つかだ こうじ)
1968年生まれ、香川県出身。京都大学工学部卒業後、金融機関にて勤務したのち、1996年に企業のウェブサイト構築を支援する株式会社ルートコミュニケーションズを設立。その後、2006年に株式会社フィードフォースを設立。好きな犬のタイプは垂れ耳の小型犬。

ー よろしくお願いします!早速ですが、「現在のフィードフォースの強み」は何でしょうか?

塚田 フィードフォースには、プロフェッショナルサービス事業とSaaS事業の2つの事業セグメントがありますが、その2つが相互に補完しあって価値提供をしている点、またその下に5つの主要なサービスがあるのですが、各サービス間でマーケティングやセールスのノウハウを共有しあうことで更なる相乗効果を生むことができている点です。
加えて、フィードフォースが提供しているそれぞれのサービスがニッチな領域でリーダー的なポジションを確立できていることも大きな強みとなっています。

ー どのようにしてブルーオーシャンな領域のサービスのアイデアを生み出すんでしょうか?

塚田 まずは、会社の既存ビジネスの技術や資産を生かして、周辺領域への拡大や他分野への転換ができないか?ということから考えますね。
あるいは、自分自身がインターネットビジネスを考える際の方程式(〇〇のインターネットによるカジュアル化といった)を使って発想を膨らませていくこともありますし、またお取引先から、今困っている課題を頂いてそれをきっかけにしてサービスを思いつくこともあります。

ー そのようなアイデアってパッと閃く感じだと思っていたんですけど、それとは反対に考え抜いて作り上げているという感じなんですね。

塚田 そうですね。パッと思いつくものはいくらでもあるんですが、その中でフィードフォースとしてやる価値があるアイデアはすごく少なくなりますね。
また、新サービスの実施の検討にあたっては、例えば大企業が後で参入したとしても勝ち抜くことができるような参入障壁を築くことができるのか?ということもセットで考えています。
やるからにはマーケットリーダーになる必要がありますし、チームメンバーを巻き込んでそれなりの期間を費やしてやるわけなので、中途半端なアイデアだと周りに迷惑をかけてしまうことになるので。

ー上場後の変化としてはどんなことがありますか?

塚田 会社を構成する「ヒト」「モノ」「カネ」の観点から考えてみると、まず「ヒト」の部分では、上場することで会社の信頼度や知名度が上がり、優秀な人にジョインしていただきやすくなったかなと感じています。また、優秀な人があつまれば、その結果としてより良い「モノ」を作ることができるようになります。「カネ」の面でも、信用が増すことでファイナンスの自由度はあがったと思います。
以上のことから、全体的にプラスの面が多いと感じています。

ー 良い「ヒト」が集まりやすいという話に関連して、直近、21卒の新卒採用活動をされていたと思いますが、集まった新卒候補者の方には何かそのような変化はありましたか?

塚田 そこは、上場したことが直接影響しているかはわからないですが、新卒の採用担当者が非常に頑張ってくれたおかげで、例年と比べてフィードフォースが第一志望です、と仰ってくれる候補者の方が多いという印象を受けました。

ー 先日私が入社したばかりなのに、次の内定者が出るのって面白いですね。

塚田 八百君の代に負けず、ユニークな学生さんが多いので楽しみにしていてください。

ー 塚田さんが新入社員に期待することとはズバリなんでしょうか?

塚田 3〜5年後にフィードフォースのできることを広げることができるように、その人自身のキャパシティを広げて欲しいと思っています。そのために、環境や機会をフル活用して成長してもらいたいですね。与えられるのを待つだけではなく、自ら取りに行くことができるような成長意欲が大事です。

ー 結構がっついていいってことですか(笑)?

塚田 やりたいと思ったことは、遠慮せずに言わないとチャンスは回って来ないです。今までも自らやりたいと手をあげてポジションを作ってきた若手は多いですよ。

ー これからの社会では、どのような人材が活躍するとお考えですか?

ちょっと話がずれるかもしれないですが、昨日の僕の週報にアップした記事は読みました?

ー 見てないです(汗)

塚田 良い記事なので、ぜひ読んでみてください。
この記事は、コロナ下でのアメリカでの現状を踏まえ、起業家がどんな姿勢で物事に取り組むべきか?についての提言がされていますが、国内でも同じことがいえると考えています。私たちは、今回の激動を踏まえ、より本質的に解決すべき問題がまだまだ世の中には多く残されているということに気が付きました。そうした本質的な問題に取り組む姿勢をもつ人やサービスによりフォーカスがあたる時代になると思います。

【記事の要約】
コロナの影響を受け現在アメリカは大変なことになっている。なぜそのような状態になってしまったのか。なぜなら、やらなければいけないことがあるにもかかわらず、やっていないことが多くあるからである。現代社会において技術的には可能であるが様々なしがらみによって実現されていないことがある。そのしがらみを超えて大切なものを築き上げるべきである。

ー フィードフォースにも様々な逆境的な環境があったと伺いましたが、それらを乗り越えることができたのは何故ですか?

塚田 フィードフォースも最初はサービスが思ったように売れず、売上も伸びず非常に苦労しました。ただ、自分は非常に諦めが悪いというか、しんどくても結構粘れるようなところがあって、今振り返るとその性格が幸いしたかなと思うのですが、もがきながら悪戦苦闘しているうちにもともと想定していたような環境変化も起こり、なんとか会社もサービスも形になってきました。周りでも頭が良く、見切りが早いがゆえに粘ることをあきらめてしまうケースは良く見かけます。最後に勝つのは、どんなに苦しくても粘り強く泥臭くやる人間だというのも僕自身何度も目の当たりにしてきました。
今回、コロナでいろんな環境が変わって追い風になったようなサービスはいくつもありますよね。その人達はあきらめずにやってきたからこそ今急成長できているわけで、何がきっかけで突然チャンスが来るのかは誰にもわかりません。
ただ、自分の信じることをあきらめずに続けた人だけがその恩恵を受けることができるのだと思います。

ー もっとスタイリッシュな回答が返ってくると思っていました(笑)意外と根性が大事なんですね。

塚田 すぐ諦める人を見ると本当もったいないなって思うんですよ。やっぱり粘れる人や組織が勝ってきているので。
ビジネスの秘訣は、想いの強さだと思います。これはビジネスだけに限った話ではなく、人生全体を通じて言えることだと思います。

ー 以上でインタビューは終了です。ありがとうございました!
実際に塚田さんにインタビューすることによって、社員に期待していることやアイデアの作り方など学ぶ事ができました。また、新入社員が社長と話をする良い機会になったと思います。

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