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情報発信の文化を絶やすな!オンボーディングプログラム「情報発信のススメ」を紹介します

筆者がフィードフォースに入社して、「情報発信の文化ってありがたいなぁ」と日々感じているので、中途入社社員向けのオンボーディングの1つ「情報発信のススメ」を紹介します!

【筆者紹介】
人事のなべはる
前職はメーカー系SIerで情報発信・情報共有の文化はまったくなく、フィードフォースに転職後、情報発信文化が根付いていることに感動した。

情報発信・共有の文化があるってありがたい

先日、下記の記事で「呼吸をするように情報共有している」と書きました。

実は、わたしがフィードフォースに転職していちばんカルチャーショックを受けたのがこの「情報発信・情報共有」のとらえ方でした。

わたしの前職では「自身が所属している部署外には情報を提供しない文化」でした。下手な情報発信をすると叱られる…という環境だったので、社内でどの人が情報を持っているか?どういう順番で情報を伝達すればいいか?などの忖度や政治的な駆け引きが必要だったのです。

フィードフォースでは、esaという情報共有ツールにすべての情報を集約させているので、経営方針・他チームの状況や会議の議事録・社長含む全社員の日報・社員のポエムやオフィス付近のラーメン屋情報に至るまで、社員なら誰でも閲覧することが可能です。

現在社内公開されている記事数は6,000以上(カテゴリ階層で分類されているものだけ。日報はのぞく。日報の記事数は30,000以上)。ほんとうに呼吸をするように情報発信・共有をしているのが分かります。

検索性があって、カテゴリごとに分類された情報が6,000件以上…このような「情報をとりに行けば誰でもとれる」状態は、不確実かつ変化の激しい環境下でチームで成果を出すためには必須のことだと思っていて、すでにそういう文化があるのはすごくありがたいなと感じています。

そして同時に思うのです。社員が増えても、この情報発信・共有の文化を絶やしてはならない、と。
そう感じてから、新しくフィードフォースに入社した社員全員に、オンボーディングプログラムとして「情報発信のススメ」を行っています。
わたしのように情報共有の文化がない会社から転職してきた人でも、「情報発信はこわくないよ!」ということを理解してもらうためのプログラムです。
ここでは、その「情報発信のススメ」で話している内容をご紹介しようと思います。下記は中途入社の社員向けに実際に伝えている内容です。

情報発信・情報共有は無条件に奨励される

まず、フィードフォースでは情報発信・情報共有は無条件に奨励されます(他者を傷つける発言はしないことが前提です)。
ここでポイントなのは、「情報発信することにデメリットはない。最悪の結果だったとしても”特に誰の役にも立たなかった”だけ。情報発信の効果はゼロ以上であってマイナスには絶対ならない」という考え方です。
情報共有の文化がない会社から転職してきた方は、まずこの考え方を頭に入れていただいています。

個人の学びがチームの学びになる

情報発信・情報共有することでどんないいことがあるか。まずいちばんは、「個人の学びがチームの学び」になることです。
例えば、フィードフォースには「ノウハウ」カテゴリの記事だけで199個あります。

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「ノウハウ」カテゴリの記事

営業のコツ・写真の撮り方の工夫・ツール利用のノウハウ等々、誰かが身につけたノウハウを個人のもののままにするのではなくチームで共有することができたら、組織としてとても強いです。
中途で新しく入社した方も、esa のノウハウカテゴリを読むことで過去に社員がどんな工夫をしてきたかを知ることができます。

いまあなたが困っていることは将来の誰かもきっと困ることです。その人に向けて、情報を発信・蓄積しておきましょう。

発信者の理解が深まる

情報発信することのメリットは、情報の受け手側だけにあるものではないです。
情報発信した内容に誰かが意見や指摘、アドバイスをしてくれれば発信者の理解をより深めることができます。

フィードフォースでは、日報で「●●がうまくいってない」と発言すると、周囲の社員からアドバイスのコメントをもらえたりします。これも、「うまくいってない」と発信したことで発信者が得られるメリットですね。

中には、「間違った情報を発信するのがこわい」という人もいます。気持ちはすごーく分かりますが、少なくとも社内の情報発信については気にしなくてだいじょうぶです。
間違った発信をしたらきっと誰かがやさしく指摘・修正してくれます。間違っていることをおそれて、情報発信のハードルが高くなっては本末転倒ですし、もし情報発信しなかった場合は間違った理解が正される機会を失ってしまうとも言えます。
「間違っていることに気づける」ことも情報発信のメリットの1つですので、勇気を出してえいやっと発信してみましょう。

寝かせすぎない・完璧を求めない

完璧な情報発信というのは存在しないので、ある程度のところでえいやっと発信してしまいましょう。上述のとおり、間違っていれば誰かが指摘してくれるはず、くらいの気持ちでOKです。
フィードフォースが使っている情報共有ツール esa は「不完全な状態でも情報を共有して、餌を与えるように情報を育てていこう」というコンセプトのツールなので、フィードフォースの情報共有の考え方とマッチしています。

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上記のとおり、「だいたいできた」時点で皆に通知がいくように公開してしまえばいいのです(アイコンかわいい)。

伝わっていることを期待しすぎない

ここまで、情報発信することのメリットをお伝えしておいてなんですが、言うほどみんなはあなたの発信した情報をみていないです。
せっかく発信した情報をみんなにみてほしい、という気持ちはすごーく分かりますが、その期待が強すぎると情報をみてくれなかったときのガッカリ感で情報発信が続かないので、「見てくれたらラッキー」くらいにとらえておくといいと思います。

また、ほんとうに伝えたい情報であれば esa で記事を書くだけではなく、Slack や直接のコミュニケーションなどで「みてください」と明示的に依頼しましょう。
esa に書いたからといって伝わったつもりになってしまうのは危険なのでやめましょう。

人の情報発信にリアクションする

最後に。誰かの情報発信を見かけたら、ちょっとしたことでもいいのでリアクションをしてあげましょう。
esa の star でも、Slack の emoji でもなんでもいいです。「良かった」と一言感想をコメントしてあげるのもいいですね。
人は情報発信するとき、多かれ少なかれ「これで伝わるかな」「間違ってないかな」とドキドキしています。あなたのコメントや star、emoji 1つがその不安を解消して次の情報発信の後押しになるはずです。

情報発信が会社の文化になり、強みになる

以上が、フィードフォースの情報発信・情報共有への考え方です。

「情報をとりにいけばとれる状態」「誰もが当たり前のように情報発信している状態」は一朝一夕でできるものではありません。esa や Slack など同じツールを他社が導入したからと言ってすぐには実現しないでしょう。

これまでのフィードフォースの社員一人ひとりがしてきた情報発信の積み重ねが文化となり、現在に至ります。
そして、新しく入社したあなた自身がこれから情報発信をして、誰かの情報発信に対してリアクションをすることで、情報発信の文化がさらに醸成されていきます。
文化の醸成という、他社から真似されづらい会社独自の強みをつくることになるので、小さなことでもいいので情報発信しましょう!

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