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「転職を考えたこともあった」勤続10年の新卒一期生がみてきた会社の変化と変わらないもの

2012年4月に新卒一期生として入社した3人に話を聞きました!当時20人ほどだったフィードフォースに入社して丸10年。スタートアップの新卒は離職率が高いと言われているなか、なぜ働き続けているのか。新卒一期生からみた会社の変化とは。本音で語ってもらいました!

新卒入社して気づけば10年。こんなに長く働くことになるとは思わなかった

――今日はよろしくお願いします。3人とも、入社丸10年ですね!

川田 いやー、10年ですか。ぶっちゃけ、ここまで長く働くことになるとは思っていませんでしたが、気づけば10年経っていましたね。新卒で入社した当初は、3年くらい働いて力をつけたあとに転職なのか起業なのか、何かしら別のことをやるんだろうな、と思っていました。

深谷 わたしも漠然と、入社数年でちがうチャレンジをするんだろうな、と思っていましたね。

安藤 みんな同じですね。自分も、10年働くことになるとは思っていませんでしたし、ましてや入社した3人ともが10年後も変わらず働き続けているなんて想像もしませんでした。
同年代でIT企業に入社した知り合いのほとんどは転職しているので、同期3人がそろって10年続いているのはかなり珍しいかもしれないですね。

10年前の入社式の様子

思うように成果がでないとき、転職が頭をよぎった

――確かに、新卒一期生が辞めずに10年続けているってすごいことですね。これまで転職を考えたことはなかったんですか?

全員 転職を考えたこと、ありますね。

――全員あるんですね!

深谷 安藤くんは具体的に検討していたことあったんじゃなかったっけ?前にそんな相談を受けた気がする。

川田 あったあった!確か、池袋で中華を食べているときにそんな話になったような。

安藤 よくそこまで覚えてるね。そうなんですよ。そのときは転職エージェントに勤めている知り合いに話を聞いてもらったり、実際に会社に訪問してみたりと、具体的な活動を少しだけしていました。

――そうなんですね。なぜ転職を考えたのですか?

安藤 当時、仕事でなかなか成果を出せずに落ち込んでいたんです。ちょうどそのタイミングで、別の会社に勤めている友人が転職すると聞いて、「自分も環境を変えてみてもいいかもしれない」と考えました。

深谷 わたしが転職を考えたときも似たような理由でしたね。
担当するサービスが中々伸びない時期、わたしが担っていたマーケティング活動をストップさせたことがあったんです。そのとき、「わたしはこの会社に必要ないのかも」と思ってしまって。

川田 なんかみんな同じですね。自分も、担当する事業がうまくいかなかったときに、「自分は果たして会社に必要なのか」と悩んでしまったことがありました。

「失敗は次に活かせばいい」「まだやりきってない」それぞれの思いで続けてきた

――みなさん似た理由で転職を考えたんですね。転職を思いとどまったのはなぜですか?

安藤 ある仕事でうまく成果を出せなかったあとに別のチームへ異動になったので、そこでがんばろう、と思いとどまりました。
社長の塚田さんも取締役の喜多さんも、失敗したことを責めたり否定したりせず、「次に活かせばいい」と別のポジションでチャンスをもらえたのが大きかったですね。

深谷 わたしの場合は、「まだやりきってない」と思ったから、ですかね。
マーケターとしてのミッションである、「担当するサービスを世の中の当たり前にする」をやりきれていない自分が、環境を変えたからといって都合よく何かを成し遂げられるはずはないな、と思ったんですよね。
転職するにしても、マーケターとしてやりきったと胸をはって言えるようになってからだ、と思いとどまりました。

川田 自分も、「もっと成長できることがある」「もっと挑戦したいことがある」と常に感じていたので結果的に辞めずに続けていますね。
あと、会社がどんどん変化していったので「飽きなかった」というのもあるかもしれません。

深谷 確かにそれはありますね。会社のフェーズやチーム、仕事内容が目まぐるしく変わっていったので飽きなかった。

上場を目指すなんて思ってもいなかった

――「飽きなかった」という話が出ましたが、入社してから現在までの10年で、特に大きな変化ってなんですか?

全員 上場したこと、ですかね。
(フィードフォースは2019年に当時の東証マザーズに上場)

――おお、一致していますね。3人にとって上場はどんな変化でしたか?

深谷 わたしたちが入社した2012年当時は、フィードフォースが上場するなんてまったく思っていませんでした。そのころは、「上場は1つの選択肢」くらいの温度感で、明確に「上場するぞ」という空気でもありませんでしたし。

川田 確かに、10年前は上場しようという話はあまり出なかったですね。

安藤 上場を具体的に視野に入れ始めたのが、確か2016年ころだったと思います。そのときに組織体制もガラっと変わって、「営業」「開発」などの機能別組織から、「Feedmatic」「ソーシャルPLUS」などのサービス別組織になりました。
個人的にはこの組織体制が大きな変化でしたね。サービスごとのマネジメントラインと組織が明確になったので、それまでよりもスピード感が増したように思います。

安藤 あと、上場してからの変化でいえば、家族に会社を紹介しやすくなりましたね。これまで、「何をやってる会社か分からない」と思われていたのが、上場してからは安心してもらえているみたいで。

川田 わかる!ウチの親も最近フィードフォースの株価チェックしてた(笑)。

M&Aにホールディングス化。上場してからさらに変化が加速

川田 変化といえば、2020年のアナグラムさんジョインがインパクトありましたね。アナグラムの社長 阿部さんとは、若手のときからいっしょに仕事させてもらっていて、なんとなくフィードフォースと通じるところがあるなー、と思っていたのでうれしかったですね。

深谷 わたしは育休をとっている間に、気づいたらアナグラムさんがグループジョインしていたのでビックリしました。そして、育休復帰から数か月してソーシャルPLUSが分社化して2度ビックリ。

川田 育休とってる間の変化すごいね。

安藤 それでいうと、自分の在籍しているFeedmaticチームも2022年6月からアナグラムさんに合流・転籍する予定です。こう考えると、2019年に上場してからさらに変化が加速してますね。

深谷 そうか、3人ともバラバラの会社になるんですねえ。

10年経っても社長である塚田さんの人柄と社員の誠実な雰囲気は変わらない

――逆に、10年働いていて変わらないことってありますか?

川田 創業社長である塚田さんですかね。新しいことへ挑戦していく姿勢は10年前から変わっていないし、むしろ強くなっている気がします。

深谷 塚田さんの雰囲気というか、人柄も変わらないよね。謙虚でていねいな感じとか。あと、古着とかロックとか漫画とかのカルチャー好きも昔のままな気がする。社員の日報に対してオススメ音楽のコメントしてたりとか。

安藤 あと変わらないことでいうと、社員の持つ空気感、雰囲気みたいなものもずっと変わってないですね。塚田さんがそうだからか、誠実さだったりていねいさとかの「人の良さ」みたいなものは10年前と変わっていない気がします。

深谷 確かに、10年間で社員は大きく入れ替わっているけれど根底に流れる空気感は変わらない気がしますね。古株社員もそれなりに残っているからかなあ。

誠実さと人の良さがフィードフォースの強みなのかも

安藤 「人の良さ」の話でいうと、10年働いていて人間関係で困ったことないですね。

深谷 確かに!

安藤 仕事でつらかったことはたくさんあるし、思うように成果が出なくて悩んだこともたくさんあったんですが、人間関係では悩まなかった。それって考えてみたらすごいことだな、って。

深谷 あ、それでいうとお客さんとかパートナーさんとか、社外の方から言われることあるよ。「御社は気持ちがいい人が多いですよね」とか、「いっしょに仕事しやすいです」とか。そう言われるのってすごくうれしいんですよね。
そうやって考えると、10年間変わらない「人の良さ」みたいなものは会社の強みと言っていいのかもしれませんね。

――3人とも、お話ありがとうございました!

編集後記

3人いっしょに話すのは数年ぶりという新卒一期生。入社以来、異なる部署で異なる仕事を担当し、いまではそれぞれ家庭をもっていてなかなか話す機会もないそうです。そんななかでも、どこかリラックスした、お互いをゆるやかに信頼している空気感から、確かに人の良さが感じられました。

10年前の新卒歓迎会と同じポーズでパシャリ

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