細かすぎる求人票3

採用サイトには書けない…転職するときに本当に知りたい細かすぎる求人票つくりました

こんにちは。フィードフォースで人事をしているなべはる(id:nabeharuj)です。
突然ですが皆さんは、「細かすぎる求人票」をご存知でしょうか?わたしが以前 Twitter で下記のつぶやきをしたことを発端に、Web界隈を中心にちょっとだけ話題になったものです。

なんとまとめ記事にまで発展しました↓!

多くの会社さんがわたしのつぶやきにインスパイアされて細かすぎる求人票を作っていただいたにも関わらず、言い出しっぺであるわたしが勤めているフィードフォースの公式細かすぎる求人票がまだなかったのです。

そこで今回は、何故細かすぎる求人票が必要なのか?を改めて整理したうえで、フィードフォースの細かすぎる求人票を紹介したいと思います!

社風や文化は細かいところにあらわれる

転職をするとき、転職先の風土・雰囲気が自分に合うかどうかが不安ですよね。
ミスマッチがないように事前にホームページを調べたり、面接のときに質問をしたりすると思いますがそれにも限界があります。
求人ページに記載されている「風通しがいい職場です」とか「ボトムアップで意見が言いやすいです」などのざっくりした説明だけではほんとうのところは分かりません。「風通しのいい職場」の定義も人によって異なりますし。

そこで、転職するときにほんとうは知りたいけれど採用サイトには載ってないし面接でも聞きづらい、細かすぎる事柄をまとめたのが細かすぎる求人票です。
細かく、ディテールまで記載することで、職場の雰囲気や文化を感じとれると思っています。

ちなみに、細かすぎる求人票に記載するのは
主観ではなく事実ベースの情報
情報それ単体では候補者へのアピールになりにくい
ものに絞っています。
主観だと「風通しがいいです」と同じになっちゃうし、「福利厚生で●●手当〇万円」みたいに明らかにアピールになるものはふつうに採用サイトに書くべきですしね。

と、前置きはこのあたりにして、いよいよフィードフォースの細かすぎる求人票を紹介します!

呼吸をするように情報共有

フィードフォースでは「チーム、ファースト」の精神のもと、情報共有や情報発信が盛んにおこなわれています。それこそ呼吸をするように自然に。
仕事のノウハウや知見の共有、議事録や俺のメモ等はすべて esa に蓄積されており、社員ならだれでも閲覧することができます。
数年間で蓄積された記事数は軽く数千を超えており、情報共有や情報発信が文化になっているのが分かります。

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上記のように、カテゴリごとに情報が整理されているので、他チームの情報も探しにいけば情報が見つかります。
「情報を取りにいこうと思えば取れる」状態は、クリエイティブな仕事をするうえで大事な条件の1つで、情報共有が当たり前に行われるのは良い文化だと思っています。

チャットや情報共有ツールは全社員が同じものを使う

フィードフォースでは、全社員が Slack と esa で情報共有しています。
チャットツールや情報共有ツールを利用すること自体は当たり前になりつつありますが、ほんとうに全社員が同じツールを使っているかは採用ページだけでは分からないですよね。
会社によっては、「職種ごとに異なるチャットツールを使っている」「社長は Slack 見てない」なんてこともあるとか。
情報共有ツールは、一人でも利用しない人がいると途端に伝達コストが跳ね上がるので、全員が同じものを使っているかはかなり大事だと思っています。もしわたしが転職活動するなら、必ずチェックするポイントですね。

Slackで雑談OK

Slack では仕事以外の話しをしてももちろん OK です。
というか、フィードフォースでは仕事以外の雑談系チャンネルがめちゃくちゃあります。
例:#cafe #sake #beer #gyoza #curry #inu #neko #world -trigger などなど。
しかし細分化しすぎでは…。

社員どうしの呼び方はさんづけが多い

ふと気になって、社員のことをなんて呼んでいるのか調べてみました。社員の呼び方も社風が出ますよね。
わたしが社員一人ひとりをなんて呼んでいるかを数えてみた結果は下記のとおり。

あだな呼び:48%
名前呼び:52%

大体、半々くらいでした。
あだ名にも色んなパターンがありますが、渡邉康晴さんを「なべはる」、小林流基さんを「こばりゅう」のように名前を縮めるパターンがけっこうあります。
ただ、「こばりゅうさん」のようにあだ名に"さん"をつけるケースも多いです。さんづけか呼び捨てかで分けてみると下記のとおり。

さんづけ:81%
呼び捨て:19%

新卒で入社された方には、下の名前やあだ名を呼び捨てにするケースが多いですね。
今回のサンプルであるわたしは社歴長めかつ平均年齢より高いので、他の社員よりも呼び捨てで呼ぶ割合が高いかもしれません。そう考えると、圧倒的にさんづけ文化ですね。
ちなみに、社長の塚田(ふだんは塚田さんと呼んでます)はほとんどの社員をさんづけで呼び、かつ敬語で話しかけるのでそれが社風にあらわれているのかもしれません。相手の年齢関係なく敬語で話す人もとても多いです。

飲み会を断っても変な空気にならない

飲み会へのスタンスは人それぞれ。楽しめる人が参加すればいいと思います。
フィードフォースでは有志の飲み会は多く開催されますが、当然自由参加。断ってもまったく問題ないです。年に2度、忘年会と期末の納会は会社で企画するのでできれば参加してほしいな、くらいの温度感です。
有志の飲み会は、社内のカフェスペースを使うことが多いです。ふらっと参加できるのが社内飲み会の良いところですね。

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コーポレート本部の暑気払い会の様子

社員旅行がない / ハロウィン特に何もしない

人によってはかなり気にするポイントですよね。フィードフォースでは現状、社員旅行はありませんし、ハロウィンに全社で何かをすることもありません。
ハロウィンで何かやることを禁止しているわけでもないので個人や有志で楽しむ分にはいいと思います。

辞めた社員と仲が良い

社員が辞めてしまうのはとてもさみしいことですが、何かしらの理由で辞める社員は当然います。
わたしの経験上、辞める社員・辞めた社員とどのように接しているかは会社によって大きく異なり、社風が表れますよね。
フィードフォースでは、これまで勤務してくれた感謝の気持ちで送りだしています。送別会も社内で温かい雰囲気で行われています。

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退職する社員には花束と有志によるプレゼント

その結果なのか、辞めた社員との交流が自然と発生しています。情報交換したりもくもく会をしたり開発合宿に行ったりテニスの大会に出たり等々…。
社内で飲み会していると、元社員がしれっと参加している、なんてこともよくあります。
余談ですが、フィードフォース(略してFF)を辞めた社員が Twitter でフィードフォース社員にリプライする際、「FF外から失礼します」と一言添えるというハイコンテキストな遊びがあったりします。

宅配物を会社で受け取っていい

日中仕事をしていると、Amazon とかの荷物を自宅で受け取るの難しいですよね。会社で受け取ることができればスムーズですし、再配達の手間がなくなってみんなハッピー。

有休とるときに理由を聞かれない

有給休暇は権利なので、申請するのに理由は必要ありません。
休暇申請をするシステムの設定でも、理由は任意項目に設定しています。

昼休みの時間が固定じゃない

「12時~13時」とか昼休みの時間が決まっていると、自分のペースで仕事できないしお店が混むしでがっかりな気持ちになったりしますよね。
フィードフォースでは固定の時間を決めていないので、自分のとりたいときに昼休みをとることができます。

服装自由

服装に関する規定は特にありません。短パンでもビーサンでも問題ないです。
ただ、お客さまとお会いするときは TPO に合わせた格好にしましょう。

ディテールを知ると雰囲気が伝わる

以上、ふだんの求人票や採用サイトには掲載しないような、細かすぎる事柄について書いてみました。ディテールを知ることで、その会社の雰囲気や大事にしていることがなんとなく伝わるんじゃないかと思います。
転職活動では、Web の情報 + 数回の面接だけで生活の大半を占めることになる職場を決めなければいけないわけです。入社後のミスマッチが少しでもなくなるように、このような細かいことでもお伝えできればと思います。
もちろん、面接や面談の場ではどんな細かいことでもご質問にお答えいたします。

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